ルビッチやグレダ・ガルボなどの映画話
マイ・フェア・レディという、1964年のオードリーヘップバーン主演の有名な映画がありますが、今回私が観たのはマイ・ファニー・レディという映画。
ざっとあらすじを説明すると、コールガールをしていた時に出会った舞台の演出家の男と意気投合したイジーは、話の流れで女優になりたいという夢を語ると、その男は「リスにクルミをやるように、クルミにリスをやったっていいじゃないか」という落とし文句とともに3万ドルをイジーに渡す。そうしてコールガールとしての生活から抜け出したイジーだが、実は男は過去に何度も同じ落とし文句を使って女の子を支援しており・・そうして始まるドタバタな喜劇。面白かったのでおすすめです。

で、この作品に何度も出てくる重要な落とし文句なんですが、エルンスト・ルビッチの小松使という作品から引用されているそう。観てみたいと思ったんだけどサブスクにもレンタルにもメルカリにもなくて断念。。
ただ、エルンスト・ルビッチ作品はこれまで観たことがなかったのでこれを機に色々と観ることにしました。1914年〜1948年に作品を作った監督で、モノクロ映画がほとんどなんだけど、AmazonPrimeにこの年代のモノクロ映画がたくさんあってびっくり。
まず1つめに選んだのは「街角 桃色の店(1940)」というラブリーすぎる邦題の作品。すごいタイトルだなあと思いつつ観てみるとこれが愛とユーモアに溢れたロマンチックなラブコメで私の好みにドンピシャ…!
こういう出会いがあるので、何気なく観た映画からこうして紐解いて作品を選んでいくのが楽しいんですよね(ちなみにこの「街角 桃色の店」をリメイクしたのがユーガット・メールだそう!ユーガット・メールは母親がビデオを持っていて幼い頃に何度も観ていたので、そこからこの映画を知ることがなかった。)

その後はAmazonPrimeにあるルビッチ作品を観ていこう〜という感じで「ニノチカ(1939)」を観たのだけど、この作品のヒロインであるグレダ・ガルボの魅力に釘付けになってしまい、その後「グランド・ホテル(1932)」「アンナ・カレニナ(1927)」「椿姫(1937)」を続けて観賞。

無下に扱われても放っておけない女、病を抱えていながらも好きな男の前では綺麗でいようとする健気な女、鉄壁な笑わない堅物女かと思ったら実は笑うとチャーミングで可愛い女とか、なんかそういう役がハマりすぎるグレダ・ガルボ。
ちなみに個人的に1番好きなのは「ニノチカ」。

そしてそこからはルビッチやグレダ・ガルボ縛りだけでなく、「我等の生涯の最良の年(1946)」や「奥様は魔女(1942)」を鑑賞。映画史の初期の代表が1895年「ラ・シオタ駅への列車の到着」という作品らしいので、私が観ているのは映画の制作が盛んになり始めた頃のものなのかな。

昔の作品は、この時代にこの演出はどんな技術を使っているんだろうとか調べるのも楽しい。古典的な方法なんだけどドライアイスを使った上で逆再生するとか。それに、映像化されることが当たり前ではなかった時代に生まれた作品って誰かの夢や空想を観ているような感覚が強くて、それが楽しい。
それから最近読んだ本
映画の話をしたついでに、最近読んだ本の記録も。
子供向けの映画についての本だけど、映画の歴史からアニメーションや演出の仕組みなど、私も知らないことが分かりやすくまとめられていて面白かったです。



